ディベートとはいったい何者か?

ディベートとは何か?

 

ディベートとは?

意見対立を前提にしたテーマを用意して、賛成側(肯定側)と反対側(否定側)の立場に分かれて、説得力を競うゲームです。ディベートの試合では、決まったタイムテーブルを用意して、選手は交互に自分たちの議論を述べます。ディベートには明確な勝敗があり、その基準は第三者(ジャッジ、観客)から票の数で決められます。

参考記事:ディベート基礎講座-インプロ部

 

例えば、
「日本政府は、学校の教科書をタブレットにするべきである」
「●●社は英語を公用語にするべきである」

 

というテーマが与えられたら、肯定側(教科書をタブレットにするべき)と否定側(教科書をタブレットにするべきでない)のグループに分かれて、お互いの議論を戦わせる形で進めていきます。

 

やみくもに議論をするのではなく、スピーチに時間・順番・役割などを設けたり、試合の勝敗は第三者が決めるなどして何らかの制限があります。

 

”議論・討論”に何らかのルールや勝敗を設けた競技・ゲームだと教えております。

 

 

なぜディベートが注目されるようになったか?

 

ディベートで競うのは意見の正しさではなく、「説得力」です。賛否両論のないテーマが与えられて、双方のグループが真逆の議論を論じます。答えがない中で、ひとつの問題に対して多面的に考えて、

 

  • より問題を掘り下げて議論ができたか?
  • 相手に伝わるようなプレゼンテーションができたか?
  • 相手の議論に対して的確に反論できたか?

 

などが自然と求められます。そして、これらの技術を磨くことができます。

 

近年、このような教育効果が注目されて、小学校から大学の授業まで、会社員を対象にした研修から国内のMBAカルキュラムでディベートの教育が行われるようになりました。

 

ディベートは、運用の仕方さえ間違えなければ優れた教育ツールとしての側面をもっています。組織やチームの理念や目的に適った形でディベートができ切に運用されることを願い、このページを立ち上げました。

 

 

  1. カウンセラーのように相手の話をじっくりと聴く
  2. 教授のように相手の議論を掘り下げて考える
  3. シナリオライターのように様々な意見をまとめる
  4. プレゼンテーターのようにわかりやすく伝える

 

即興ディベートワークショップに参加をしてくださった方かたから頂いた言葉をそのまま使わせて頂きました。

 

テレビ討論番組を見ると議論好きな人はたくさん意見を放って相手をねじ伏せることを好みますが、ディベートの場合はそれはマイナスポイント。

 

まずはカウンセラーのように相手の意見を聴いて、その内容を様々な視点から掘り下げて考えられるほうが有利です。そこからの、考えた内容をまとめて、最後に自分の言葉でプレゼンテーションをしていきます。

 

インプットとアウトプットをおの凄い速さで行うため、頭は常にフル回転ですが、それがまた面白かったりもします。
(もちろん、向き不向きはありますが)

 

こんな方におススメ!ディベート

 

はい。
こんな方にはディベートはお勧めしています。

 

  • 感覚で感情的だけれど、論理で物事を考えられるようになりたい
  • 論理派だけれどいつも論破される。論理的思考力を高めたい
  • 会社で言いたいことがあるけれど、上手に伝えられない。強化したい
  • いつも上司やお客さんに言いくるめられてしまう。何とかしたい
  • 自分の意見を発信して、なおかつ相手から納得してもらいたい
  • 短時間でアウトプットが出せるようになりたい

 

正確にいうと即興ディベートですね。即興ディベートはその名の通り、即興力向上を目的にしたディベートになっていまして、相手の主張に対して即興で切り返すトレーニングを実戦形式で積むことができます。また、即興ディベートの場合、事前に下調べができないため、あらゆることを自分の言葉で伝えなければなりません。

 

このトレーニングの繰り返しであなたのコミュニケーションのスピードは飛躍的に向上することでしょう

 

は!嘘つけ!と思ったら、なぜ嘘なのか?どこが怪しいのか?などを考えてみてください。
これもディベートのトレーニングなので。(笑)

 

2016年〜2018年の活動を見る限りでは、

 

何らかの専門職に就いている方、
もしくは人に何かを教える仕事に就いている方

 

からお申し込みを頂きました。

 

 

 

ディベートは技術&ツール

 

「頭良くないとディベートはできないの?」と思われがちですが、決してそんなことはありません。ディベートは技術です。社会人の方であれば、これまでの仕事を通して様々な技術を身につけてきたと思います。

 

それはパソコンのスキルや営業の技術、もしくは何らかの専門技術かもしれません。

 

その技術は、何度も繰り返し訓練をしてきたから身についたものだと考えています。

 

ディベートも同じです。何度も繰り返し行えば誰でも身につけることができます。

 

「どれくらいやればいいんですか?」という質問に対しては、毎日のようにするのが望ましいです。しかし、そんな時間もないと思います。

 

だからこそ、ディベートの思考をいちど身につけて、普段の生活に応用できるようにしていくのがいちばんだと考えています。

 

即興ディベートワークショップでは、これまで大学で学んだ学術式のディベートを完全に会話ベースの即興ディベートに落とし込みました。一度でも体験してみれば、たくさんの発見と大きな変化があることをお約束します。

 

ディベートでどんなことが学べるか?どんな技術が身につくか?はコチラの記事で詳しく紹介しております。
(8000文字ぐらいあります。ごめんなさい)
即興ディベートで身につく9つのスキル